わたしたちのカラダの隅々まで
酸素や栄養などを運んでくれる大事な「血管」
明日の元気と健康のため
「血管」のナルホドを学びましょう!
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二人の取締役の存在は絶対的でしたので、事業を継続するか迷いましたが、当時の取引先から長期の仕事の依頼など、積極的な支援をいただく中で継続を決意しました。
丁度その頃、町田周辺の中小企業が集まって異業種の工業団地を作る話が舞い込みました。不安もありましたが、状況を好転させる良い機会になるかもしれないと捉え、2000年の「まちだテクノパーク」の誕生に関与することになりました。
当時は薄型ディスプレイの黎明期で、当社は大型の光学式タッチパネル(教育用電子黒板)の事業化に取り組むことになります。
[つづく]
当社「志成データム」は1988年の設立以来36年もの間、お客さまのご厚意に支えられてきました。日々感謝してもしきれない思いでおります。むろん、現在もまた最先端医療機器の成果を皆さまの健やかな暮らしに役立てたいと研鑽を積んでおり、設立の志に変わりはありません。そこで今回は、そのささやかな歩みを社長・斎藤之良の記憶を掘り起こして振り返ってみたいと思います。
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志成データムの前の会社では、日本で開発した製品を東南アジアを中心に海外で作るという、当時ではかなり先進的な取組に挑戦していましたが、2年で倒産してしまいました。
やむなく同僚の技術者3名で創業しました。
元々3名とも家電メーカーで一緒でした。
1年やって駄目だったら解散しよう、で始め、今年で36年となりました。「3人いれば何でもできる」ような気持ちになれるエンジニア仲間でしたが、10年目にメンバーの2名が相次いで病に倒れ先だってしまいました。
[つづく]
昨年は平和といのちの大切さを、改めて思い知らされる一年でした
弊社は健康医療に関わる企業として、本年も不断の努力をして参ります
皆様のご健勝とご発展を心よりお祈り申し上げるとともに、
本年も変わらずご愛顧を賜わりますようよろしくお願い申し上げます
代表取締役 斎藤 之良
ここ最近、健康イベント等で「血管年齢測定会」を実施する際に、当社の血圧計パセーサを利用していただく機会が大変増えております。最初は、新型コロナウイルス感染症が第5類の扱いになり、イベントなどの開催数が増えたためと思っていたのですが、どうもそれだけではないようなのです。
当社のパセーサが、測定現場での信頼性に高い評価をいただいているということがわかってきました。もともとパセーサは、震災発生時やその後の避難生活の被災者を対象にした、エコノミークラス症候群の検診で長年利用されています。避難所などの、測定環境としてけっして最適とはいえないような場所で行われたデータにも血管指標の有用性が認められたとの報告があり、そうした実績が、健康測定の現場でも知られるようになりました。
当社も自治体等のイベントでお声掛けいただく機会があります。昨年11月の「ねんりんピック」では238名、今年3月の相模原健康フェスタで73名、9月の長岡防災フェアで166名、池田市健康フェスタで182名の測定を行いましたが、いずれも測定不能などのトラブルはゼロでした。これは私見ですが、パセーサの測定部位が体幹に近い上腕部のため、気温などの影響を相対的に受けにくい効果があるためと考えています。
「血管年齢」の算出方法は様々ありますし、その指標は学会等で標準的に確立したものでもありません。そのため疾病の診断や予防の指標として直接的には適用できないのです。ただ、その一方「血管年齢」は学術的にも、生活習慣改善の動機付けに役立つことで知られており、日常的に自分自身の健康状態を意識する上で、手軽な指標なのです。
各地の健康イベントで人気の「血管年齢測定」ですが、結果を正しく理解していただき、健康増進に役立てて欲しいと思います。未病の改善や服薬のことなど、何か気になることがあったら、主治医の先生や健康サポート薬局の薬剤師さん、管理栄養士さん、保健師さんなどに相談して、早期に疾病の兆候に対処して、発症を未然に防ぎましょう!
【血圧計パセーサの関連情報】
◆学術系クラウドファンディングサイト「academist(アカデミスト)」にて支援募集
2023/10/23公開 「震災被災地における健康被害を予防したい!」
https://academist-cf.com/projects/314
◆TV神奈川 カナフルTV 2022年 ME-BYO BRANDで未病改善<短縮版>
https://youtu.be/IWg2mMGPK-8
古来の地震大国であり、台風の襲来も日常的なわが国では、自然災害による避難所生活を強いられることも少なくありません。2011年の東日本大震災は、約28万棟の住宅損壊と避難者約47万人(発災直後)をもたらし、仮設住宅等への入居は約12万4,000戸に及んだといいます。こうした災害においては住居の損壊だけでなく、避難生活という環境の変化がもたらす健康被害も軽んじることはできません。
そんな被災地における「エコノミークラス症候群」の健診活動をなさっているのが新潟大学の榛沢和彦先生です。榛沢先生は、2004年の新潟県中越地震で肺塞栓症による死者が出たことをきっかけに、被災地での車中泊経験者や避難者のエコー検査を行い、避難生活の劣悪な環境とエコノミークラス症候群との関係を突き止めました。当社では、パセーサによる血管指標AVIや血圧の測定を通じて健診活動の支援をさせていただいています。
エコノミークラス症候群の発症リスクは発災直後だけでなく、10年以上残存することが研究によって明らかになっています。榛沢先生の研究では20年近く経過しても震災後にできた血栓が消えない人がいることがわかりました。そして、そうした人に循環器疾患や脳梗塞が多いとのことです。
現在の日本の避難所体制や環境整備はまだ十分ではありませんが、エコノミークラス症候群の発症リスクを低減する方法は明らかになっています。つきましては、年々甚大化する各地の自然災害や、予測される関東直下型地震や東南海地震における短期・長期の人命・健康被害をできるだけ軽減するためにも、多くの方々に榛沢先生の活動をご支援いただき、広く周知にご協力いただければと思っております。
【最近の活動の様子及び今後の予定】
・2022年長岡防災フェア
◆新潟大学 榛沢和彦先生 エコノミークラス症候群の検査2022年
https://www.youtube.com/watch?v=XBcLmI2EonM
・2023年のDVT検診日程
8月27日 新潟県柏崎市 市民向けDVT検診
9月23-24日 長岡防災フェア2023
10月13日 陸前高田市 市民向けDVT検診
10月22日 十日町市 市民向けDVT検診
11月12日 小千谷市 市民向けDVT検診
◆学術系クラウドファンディングサイト「academist(アカデミスト)」にて支援募集
https://academist-cf.com/projects/314
◆避難所・避難生活学会
https://dsrl.jp/
たまの健康診断で「血圧が高めですね」と言われても、内心「どうすればいい?」と感じる方も多いでしょう。高血圧には自覚症状がなく、血圧の値も一日を通して変化するため実態がつかみにくい。だから「高血圧」が、脳卒中や心不全など、ある日突然襲いかかってくるような病気の一因であるにもかかわらず、そのまま放置されがちなのです。
とはいえ、予兆もなく重篤な症状を引き起こしてからでは、遅い。日本人のおよそ3人に1人は高血圧で、そのうち定期的に血圧を測る人は50%にすぎないとも言われています。ましてや、血圧の問題を意識してないなら健康診断以外ではまず測りません。であるならば、一時的な数値に神経質になるより、長期的な傾向を知るため「測る」を「続ける」ことに意味があるのではないでしょうか?
高血圧対策として生活習慣を改善しましょうと言っても、食事の管理や飲酒・喫煙の節制、睡眠不足や運動不足の解消など、どれをとってもそれなりにオオゴトです。欲張ってあれこれやろうものならパンクするのは目に見えている。でも、血圧を「測る」のはその中でもっとも簡単かもしれません(ゆえにサボりがちでもあります)し、自分の身体の状態を客観的に知るという意味で、疾病予防の最前線とも言えるでしょう。
そんな「測る」行為を習慣化するには、毎日の歯磨きくらいシンプルな作業にしたいですね。だから、
・身近にあって簡単に測れる(全自動型)でデータも自動保存されること。
・測るだけでもらえるおまけ。(インセンティブ)
などが重要。あと、
・いざというときに相談できること。
も大事で、これらの三つが測定を習慣化する必須条件と言えます。
そこでパセーサのような測定器を手に入れる。器材を出し入れしやすい場所を工夫し、測るたびに何か自分へ小さな褒美を与えるなんて決めるのも意外に効果があるかもしれません。今日の「測る」をエンジョイする方法を考えてみませんか!
昔、家に分厚い赤い本が置いてあったのを覚えてらっしゃいませんか?多くの家庭では、保健同人社が出版した「家庭の医学」通称「赤本」と、やはり分厚くて青い「広辞苑」あたりが、ドカンとどこかの棚に鎮座していたのではないでしょうか…
「赤本」は、ちょっと身体の調子を崩した時、病院に行くか、家で養生するかの判断に活躍した我が家の保健の先生。重く分厚い事典にもかかわらず、累計330万部を超えるベストセラーとなりました。
現在、保健同人社(現・保健同人フロンティア)は「みんなの家庭の医学」と銘打ち、インターネット上に医学や医療、健康管理に役立つ情報を紹介しており、携帯アプリも提供しているそうです。
「みんなの家庭の医学」https://kateinoigaku.jp
健やかな毎日を願う私たちの頼もしい味方。でも、ネットだけで安心せず、ちゃんと健康診断にも行ってくださいね。
今でも「お父さん、呆けちゃった?」なんて軽口を叩くこともあるくらいなので、元々、少々の物忘れを「病気」として扱うことはあまりありませんでした。しかし、人々の平均寿命が延び、高齢化社会が進むとともに現代の問題として語られるようになりました。それは社会だけでなく身近な問題でもあります。たとえば、愛する家族のことがわからなくなったら悲劇でしょう。近年はそういった「認知症」をテーマにした映画も数多く作られているので、ご覧になった方もいらっしゃるかもしれません。
それまで「痴呆症」と呼ばれていたのを「認知症」と言い換えるよう提唱されたのは2004年のこと。記憶や認知能力の低下がもたらす影響が無視できないものになり「病気」として真剣に考えるようになりました。ちなみに「認知症」という言葉は固有の病名ではなく症状一般を指しています。なので、原因はさまざま。認知症を引き起こす疾患には「アルツハイマー型認知症」「血管性認知症」「レビー小体型認知症」などがあり、これらを3大認知症と呼びます。中でも認知症例の半分以上を占め、加齢ともつながりの深いのが「アルツハイマー型認知症」いわゆる「アルツハイマー病」というわけです。
アルツハイマー病は進行性の脳疾患で、記憶や思考能力が徐々に失われ、日常生活を送るのも難しくなるという恐ろしい病気です。ただ、近年の研究によって疾病の仕組みも解明されつつあります。そこで注目されているのが「アミロイドβ」というタンパク質の一種。アミロイドβは脳内で作られ通常は脳のゴミとして排出されるのですが、時に排出されにくくなることがある。すると、残存したアミロイドβが脳の血管に付着してその機能を阻害し、酸素や栄養を運ぶことができない。結果、脳の毛細血管や神経細胞があちこちで破壊されてしまう。そう、問題は、脳の神経細胞と切り離すことのできない血管の健康なのです。
こうしたことから、アミロイドβを減らす薬や、血管の機能改善をうながす治療法も開発されています。そして私たち自身の健康管理という意味で大事なのは、やはり「血管」の健康。運動不足の解消でアミロイドβの蓄積が抑えられるというのは研究で明らかになっているそうですし、高血圧や脂質異常が血管を硬化させ老化につながるのはご存知の通り。血管の健康から脳の健康へ。日々、血管の状態を測定して身体のメンテナンスを心がけましょう!