いきいき血管のための健康情報

わたしたちのカラダの隅々まで
酸素や栄養などを運んでくれる大事な「血管」
明日の元気と健康のため
「血管」のナルホドを学びましょう!

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ブログ<1>

 
「血管の老化と病気のしくみ」
2023/1/16
      

昨年末、C-C-Bのメンバー笠浩二(1962-2022)さんが脳梗塞のため60歳の若さで亡くなりましたが、糖尿病を患っていたようです。糖尿病に罹ると命に関わる病気を併発する可能性がある一方、治療や生活習慣の改善によって乗り越えられるものでもあるので、しばしば大きな話題となってきました。たとえば、古くは作家の夏目漱石(1867-1916)や演歌歌手の村田英雄さん(1929-2002)、昨年亡くなったプロレスラーのアントニオ猪木さん(1943-2022)も糖尿病と闘っていたことが知られています。


糖尿病というのは、血液中のブドウ糖の濃度を調節する機能が狂い「高血糖」が続いている状態です。ブドウ糖そのものは食事を消化吸収して得られるエネルギー源ですし、なかでも脳のエネルギーになるのはブドウ糖しかありません。ただ、ブドウ糖が増えすぎると中性脂肪に変化し、脂肪細胞の中に蓄えられ、それが肥満につながります。また、高血糖が続くと血管の内皮細胞を傷つけると考えられており、動脈硬化の原因になります。脳梗塞や心筋梗塞もそうした血管の老化から引き起こされる病気です。


血液中の脂質の働きも見逃せません。脂質は、糖質やタンパク質に比べて約2倍のエネルギーを生みだす上に、細胞膜やホルモンの構成要素であり、生体機能のさまざまな役割を担っています。ただこの栄養素も、たとえば「LDL(悪玉)コレステロール」が高血圧などのきっかけで血管に沈着し、内皮細胞に入り込んで変質することになって動脈硬化の原因となります。「脂質異常」というのは、中性脂肪やコレステロールの適正値を外れた状態を言います。

いずれの栄養素も生命維持のための重要な役割をもつと同時に、量的なバランスを欠くと問題が生じます。そのため、内臓脂肪の蓄積に加え「高血糖」「脂質異常」「高血圧」のうち2つに該当すると「メタボリックシンドローム」と診断されるわけです。

 
「APIとAVI」
2022/11/28
      

よく「血圧が高いので気をつけてください」と言ったり、言われたりします。血圧とは、心臓が伸縮して送り出された血液が血管壁に与える圧力のことです。この数値の変化が、心臓や腎臓あるいはさまざまな血管性の疾病、生活習慣病につながる指標の一つとなっており、そう言って注意されるわけです。


世界で初めて血圧測定が行われたのは18世紀、馬の頸動脈を使って計られたといいます。現在の血圧計の原型が発明されたのは19世紀末なので、この「血圧」の数値は、20世紀を通して医療上重要な役割を担ってきたといえるでしょう。しかし、21世紀の私たちはさらに高度な指標を手に入れました。それが「API」と「AVI」、2種類の「血管指標」と呼ばれるもの。「血圧」を受ける側の「血管」の状態を知るためのデータです。血管指標は血圧計の技術を応用して開発され、現代のスーパーコンピューターによる解析などによって見出された最新科学の成果にほかなりません。


「API」は上腕動脈の血管の硬さや状態を表わし、「AVI」は身体の中心動脈の硬さや状態を表わします。いずれも数値が小さいほうが良いとされますが、ただ、血圧の薬を飲んだり肥満傾向のある方は急に数値が下がることもあるので、安易な自己診断は禁物。日頃の運動や適切な食生活などでも改善は見込めますから、地道な健康管理を心がけましょう。それにしても、心強い科学のサポートを得られる時代がやって来たものですね。

 
「血管年齢バトルロイヤル」
2022/10/18
      

いつも、さまざまな方にご愛顧いただいてる当社のPASESAですが、なんと、本機取扱い代理店様のYouTubeチャンネルに登場させていただきました!
その名も「血管年齢バトルロイヤル」という楽しい企画!
ぜひ、ご覧くださいませ!
https://www.youtube.com/watch?v=h05rzG-tKyE


ちなみに、この番組中第4位に終わった男性は、健康診断でも注意を受けて病院へ行かれたそうです…

楽しんで健康になれるといいですね!

 
「老化」するとはどういうこと?
2022/9/20
      

 よく「老化」したなんて言いますが、それはどういう現象でしょう?


 わたしたちの身体は数十兆もの「細胞」からできています。膨大な数の細胞には個々さまざまな特徴があり、その特徴ごとに集まったものが「組織」と呼ばれます。たとえば、繊維状で収縮機能をもつ「筋組織」や、体の表面や内側を“覆う”役割をもった「上皮組織」などがあります。それらが組み合わさって、胃や心臓や脳など、お馴染みの「器官」ができています。


 こうした身体の基本構成要素である「細胞」は分裂を繰り返すことで新しく生まれ変わり、わたしたちの身体の一部を再生したり不具合を修復したりしてくれるのですが、残念なことにその能力は無限ではありません。次第に分裂回数の限界を超えたものも現われ、細胞分裂する能力が衰えることを「老化」と言います。


 血管の細胞も例外ではなく、加齢とともに老化します。高血圧や糖尿病によって老化が早まるとも考えられています。老化した血管は壁が厚くなって硬くなり、しなやかさを失ってもろくなるのが、いわゆる「動脈硬化」です。血管は全身に張り巡らされているため、動脈硬化の影響は全身に及ぶ可能性があるということも覚えておきましょう。


 今後、血管の老化に備えるための知識をお伝えしたいと思っています。


      

(出典)「血管年齢を意識する(日本心臓財団)」
https://www.jhf.or.jp/publish/upload_images/Heart_No19.pdf

 
血管を若く保ちましょう
2022/8/16
      

 血管の老化を防ぎ、血管年齢を若く保つためには「内臓脂肪を落とす」が基本です。「内臓脂肪」というのは内臓の周りにある脂肪のことで、この脂肪はエネルギー源ではありますが、増えすぎると病気の原因にもなるため、メタボリックシンドロームの診断基準のひとつにもなっています。内臓脂肪をコントロールするため、毎日の食事に気を配り、適度な運動を心がけたいものです。


 食生活で大事なのはバランスです。食べ過ぎず、腹八分目に留める。野菜を十分摂り、肉よりは魚を選ぶように。青魚に多く含まれる「不飽和脂肪酸」は血液の循環を良くする効果があるといわれています。間食や甘いもの、アルコールはほどほどに。日本酒なら1日1合、ビールなら中びん1本(500ml)程度が目安になります。
健康管理のために激しい運動は不要です。気軽に続けられるものを探しましょう。息を弾ませる程度の運動を週3~5日。たとえば、フィットネスバイクや早歩きを30~40分。1万歩程度のウォーキングなど。また、水泳やジョギング、ラジオ体操など、全身の筋肉を使うことで効果も高まります。いつものエレベーターに乗るのを止めて階段を使い、こまめに運動を取り入れるのも良いですね。


 2~4週間も続ければ効果が現われますので、手応えを感じたら、現在の体重を10%程度落とすといった目標を決めてみてはどうでしょう。こうした生活スタイルの改善が、血管の老化を防ぐことに繋がるのです。


      

(出典)「血管年齢を意識する(日本心臓財団)」
https://www.jhf.or.jp/publish/upload_images/Heart_No19.pdf

 
 
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