いきいき血管のための健康情報

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「APIとAVI」
2022/11/28
      

よく「血圧が高いので気をつけてください」と言ったり、言われたりします。血圧とは、心臓が伸縮して送り出された血液が血管壁に与える圧力のことです。この数値の変化が、心臓や腎臓あるいはさまざまな血管性の疾病、生活習慣病につながる指標の一つとなっており、そう言って注意されるわけです。


世界で初めて血圧測定が行われたのは18世紀、馬の頸動脈を使って計られたといいます。現在の血圧計の原型が発明されたのは19世紀末なので、この「血圧」の数値は、20世紀を通して医療上重要な役割を担ってきたといえるでしょう。しかし、21世紀の私たちはさらに高度な指標を手に入れました。それが「API」と「AVI」、2種類の「血管指標」と呼ばれるもの。「血圧」を受ける側の「血管」の状態を知るためのデータです。血管指標は血圧計の技術を応用して開発され、現代のスーパーコンピューターによる解析などによって見出された最新科学の成果にほかなりません。


「API」は上腕動脈の血管の硬さや状態を表わし、「AVI」は身体の中心動脈の硬さや状態を表わします。いずれも数値が小さいほうが良いとされますが、ただ、血圧の薬を飲んだり肥満傾向のある方は急に数値が下がることもあるので、安易な自己診断は禁物。日頃の運動や適切な食生活などでも改善は見込めますから、地道な健康管理を心がけましょう。それにしても、心強い科学のサポートを得られる時代がやって来たものですね。

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